IBDについて|西新なかむら内科 胃腸・IBDクリニック|早良区西新の内科・胃腸内科

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IBDについて

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 この度は、当院のHPをご覧いただき、誠にありがとうございます。開院して約1ヶ月が経ちました。これから定期的に医療コラムを掲載していきたいと思います。患者様に有用な医療情報をお届けできればと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 当院の名称に入っているIBDですが、何を意味するのかと思われた方もおられると思います。これは炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease)の略称です。IBDには潰瘍性大腸炎とクローン病の2つの病気が含まれます。どちらの病気も10代〜20代の若い方に好発し、腸に慢性の炎症を起こす病気で、厚生労働省の難病対策における特定疾患に指定されています。
 潰瘍性大腸炎は大腸に慢性の炎症を起こす病気です。近年、患者数が右肩上がりに増加しています。男女差はなく、上述の通り、若年者に好発しますが、近年、中高年での発症も増えています。主な症状は粘血便(便に血液や粘液が混じる)、下痢、腹痛です。治療は薬物療法がメインになりますが、手術が必要となることもあります。
 クローン病は潰瘍が小腸、大腸に好発しますが、潰瘍性大腸炎と異なり、全消化管に病変が起こりえます。主な症状は、腹痛、下痢、発熱、体重減少などです。内科的治療には薬物療法と栄養療法がありますが、近年では薬物療法のウエイトが高くなっています。潰瘍により腸が狭窄(狭くなること)することが多く、そのために手術が必要となることがしばしばあります。手術をできるだけ回避するため、必要な内科的治療をしっかりと行っていく必要があります。

 症状で気になることがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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